無駄に多く詰まった脳
MENSA(メンサ)という団体があることを皆さんご存知だろうか?
ウィキペディアで調べると、人口上位2%の知能指数 (IQ) を有する者の交流を主たる目的とした非営利団体なのだそうだ。
以前、たまたまネットでMENSA入会のために出題される試験が公開されており、答えていったら、MENSAに入会できるIQの持ち主であるとの判定を受けた。
問題と言っても、そんなに難しいものではない。
いわゆる数的推理、判断推理の問題の応用のようなものであり、一度でもパターンを覚えれば、たとえ見たことがない数式が出ていても、誰でも答えられる問題だ。
そんな団体に興味がなく、資格として登録できるものでもないので、入会試験を受けることを辞めた。
しかし、ウィキペディアで、人物紹介を読むと、MENSAに登録されていることを大々的に書いているものが多い。
数的推理、判断推理に毛が生えた程度の試験で入会できる団体について、何故わざわざプロフィールに記載する必要があるのだろう。
これは私がMENSAに入会できる能力があることを自慢したい訳ではない。
MENSAとは、大してIQが高い集団の集まりではない、ということである。
さて。
以前、私は毎日頭痛に苦しめられる日々が続いていた。
市販の頭痛薬では全く効かず、心療内科で処方される頭痛薬も効かない。
これは、脳に腫瘍があるかもしれないと、日本で有名な脳神経外科の病院で検査を受けることになった。
以前、父が手足が痺れる症状から、私が調べて検査に行くよう勧めた病院である。
MRI検査の結果、父の大脳が先天的に欠けていることが判明した際、「あれ?欠けた脳はどこに行っちゃったんでしょうねぇ。」と辛口のコメントをされて、付き添いで病院に付いていった母は爆笑し、父は落ち込んで帰宅した。
幸い、脳に異常がなかった、というより先天的に大脳が欠けていたことに驚いたのだが、検査を受けた後、何度かの通院で、手足の痺れがなくなったことから名医と言えるだろう。
私も、医師に頭痛の症状について説明し、その後、MRI検査の結果、衝撃の一言をくらった。
「いやぁ~、無駄に脳が詰まってますねぇ。一体何に使うつもりなんだろう。」、と。
その言い方はあんまりじゃあないですか?無駄に脳が詰まっているって、通常の脳は一体どれぐらいなんだよ・・・。
結局、病院で処方された薬では頭痛が改善せず、その後、別の症状で、神経内科にて検査した結果、首から肩にかけて血流の流れが悪いため、頭痛が発生するメカニズムが分かった。
肩が痛くなると、マッサージをする癖が付き、頭痛に苦しむことが全くなくなった。
頭痛薬の知識が通常の医師よりもある方は、是非、首と肩の血流の流れについて検査した方がよいだろう。
頭痛の原因が脳にあるのではないか、と思われる方は、私と父が行った脳神経外科で、辛口のコメントを聞くと、ショック療法で頭痛が改善するかもしれない。